街の心配事


(1) 近くない将来、大幅に人口が減少する

 あかしあ台小学校地区では、1987年(S62)の入居開始から7年間で人口8,000人に達し、それから横ばい傾向で推移し、2016年度(H28年度)末で、人口8,664人、世帯数3,271世帯が暮らしています。

 最近の人口推移は、2009年度をピークに減少傾向になっています。大規模な新規住宅開発に伴い、2015年度から幾らか上昇にありましたが、将来的には、三田市の推計によると約20年後の2035年において、人口約7,000人規模となり1,500人程度減少することが予測されています。一方、世帯数はそれほど減少しないものと見込まれています。


(2)高齢化が益々進展し、街の昼間は高齢者と

子どもばかりになる

 2016年度(H28年度)末のあかしあ台小学校区の人口構成は、年少人口1,229人、生産人口5,617人、及び老年人口1,818人で、高齢化率21.0%である。三田市全体の

21.9%より幾らか低い程度で三田市の中では高齢化がそれほど進んでいない地域である。ウッディタウン4つの地域の中では、高齢化率が最も高く高齢化が最も早く進んでいます。

 将来的には、三田市の推計によると約20年後の2035年において、高齢者が約3,000人規模となり1,000人程度増大し、高齢化率が42.5%と現在の2倍にもなると想定されています。そして、大阪・神戸に通勤する共働き夫婦が多いことから、昼間は高齢者と子どもばかりの街になることが懸念されます。

 



(3) 高齢者単身世帯が増大する

 2016年度(H28年度)末のあかしあ台小学校区の1世帯当たりの人数は、先に示したように2.65人となっています。三田市全体の2.50より多く、ウッディタウン全体の2.83よりも少なくなっています。三田市全体程ではないにせよ、ウッディタウンの中では、最も核家族化が進み、独居老人や高齢者世帯のみの暮らしが多くなっている傾向であることが推察されます。

 世帯構成に関する三田市の推計によると、約20年後の2035年において、高齢者単身世帯が1. 8倍になると予想されています。

 なお、1世帯当たりの人数は減少するものの世帯数があまり減らないため、空き家の数は微増と推測されています。三田市によると、あかしあ台小学校区内での空き家は30戸(戸建)程度とのことです。

 


(4) 放課後、自宅に子どもだけ及び兄弟姉妹だけの家庭が多い

 あかしあ台小学校の児童数は、700人を超える時期もあったが、漸次減少し2012年度(平成22年度)には480人までに落ち込みました。その後、増大に転じ昨年2016年度(平成28年度)は507名となっています。児童数の減少が見られるもののピーク時の7割弱であり、少子化が懸念される段階まで至っていません。

 注目すべきは、児童の放課後の過ごし方です。あかしあ台まち協では、この状況を調べるために、2016年度(平成28年度)の児童を対象として保護者にアンケート調査を行いました。その結果、児童たちは実に様々な過ごし方をしていることが分かった一方で、放課後において家に誰もいない及び兄弟姉妹だけが居る世帯が約3割もいることが分かりました。