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病院統合に関する市民意見交換会に参加して

 10月22日(土)、ウッディタウン市民センターにて、三田市主催で行われました。市民200人程の参加がありました。先ず、荒川院長から、三田市民病院の現状について説明がありました。先行き、医師確保が難しくなり、急性期医療に支障が出ることから、然るべき対策が必要である旨、述べられました。続いて、森三田市長から、三田市を含む北神地区の急性期医療確保に関する改革基本構想(案)について説明がありました。三田市民病院と兵庫県済生会病院を統合して医師問題を解決し急性期医療を確保したいとのことでした。統合後の病院について、設置者を三田市、運営者を済生会、並びに神戸市を財政支援団体とし、設置場所は三田市域に適当な場所がなく、神戸市域になるという説明でした。

 市の基本構想案について、様々な観点からの質問意見がありました。印象に残った1つ目は、①設置個所の地盤・地形条件に関すること。地質が軟弱ではないか、地面が低く水害に弱い個所ではないか、という懸念です。2つ目は、②跡地利用に関すること。高齢化が進むことや地域医療ニーズに応えるためにも総合クリニックを希望するというものです。3つ目は、③統合後の病院に行くのが遠くなることです。4つ目は、➃設置者になぜ神戸市が入らないのか。又、公的費用負担は、なぜ、救急と小児・周産期だけなのかなどです。いずれも議論がつくされないまま時間切れで終了となってしまいました。

 市民意見交換会といいながら、全く意見交換などできる場ではありませんでした。もっと、三田市は、市民の理解を得るために丁寧な対応が必要ではないかと思いました。引き続き注視したい。

 [病院改革に関心を持つ一住民]