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第5回あかしあ地域内交通検討会の開催


 6月12日に第5回目の地域内交通検討会が開催されました。今回の会議も、緊急事態宣言中であり、オンライン形式で行なわれました。予め通知してあったZOOMアカウントに入れなくなるトラブル(アカウントに入るときにパスコードを6回間違えロックがかかってしまった)になり、開始時間が15分程度遅れてしまいましたが、予定通り開催することができました。個人PC/スマホ参加14名、コミハウススタジオ参加8名(内1名会場内でZOOMに接続)。

 第5回目の地域内交通検討会の概要は添付の資料の通りです。アンケート一次報告についても掲載しています。ご覧ください。

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第5回地域内交通検討会開催報告(R3.6.12).pdf
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日常生活圏内の交通行動アンケート調査結果(第1次).pdf
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【アンケートに1次報告の概要】

 皆様方のご協力により、1,754件もの回答(回収率57.5%)を頂きました。お陰様で、ウッディタウン内の日常の買い物等の移動は自家用車又は徒歩で行かれる状況にあり概ね満足な状態にある。しかし、少ないが不満足と感じられている方が一定数あり、高齢化に伴う体力低下や自動車免許返納が進むと更に増大すると推測されること。その他、現在及び将来の移動に伴うお困りごと、➂将来、自家用車に代えて移動したい移動手段などが浮き彫りになりました。今後、引き続き、誰がどのように困るのか等について分析をすすめ、秋以降にその結果を公開いたします。


第4回あかしあ地域内交通検討会の開催


 5月16日に第5回目のあかしあ地域内交通検討会が開催されました。今回の会議は、緊急事態宣言中であり、オンライン形式で行われました。慣れない所がありましたが、参加された皆さん方のご協力のおかげで何とかやり切ることができました。参加者は、個人PC/スマホ16名、コミハウススタジオ10名(内4名会場内でZOOMに接続)でした

 主なテーマを以下に示します。詳細は、末尾添付のビデオをご覧ください。

(1)先進地視察「チョイソコいながわ」 

・オンデマンド型乗り合い有償旅客運送、ヴォクシー7人乗り2台運行、コールセンターが窓口となり希望に応じた乗降停留所・時間を案内。運行エリアは北部と南部の2地域、それぞれ直径約5km圏内。 

・バス(路線、巡回)運行維持困難地域の移動手段代替え及び交通不便地の足として機能。

・事業主体:ネッツトヨタ神戸、猪名川町、運行主体:日の丸ハイヤーに委託。

・運行状況:現在実証試験中。年間15,000人利用のペース。運賃は昨年無償、今年(R3.7)から、運賃300円、一部割引あり。

・ご意見・質問:次の3件がありました。ⅰ)ご意見:利用率に関して、本当に必要とする人が利用出来ているかの視点から見ていくことが必要と思う。その上で将来に向けてどのようにしていくか考えるべきである。ⅱ)質問:登録者に対して利用経験者が少ないということはどういうことか。ⅲ)質問:運賃300円とは往復か片道か。

(2) 先進地視察「ぐるっと生瀬」 

・定時定路線型乗り合い有償旅客運送、ハイエース14人乗り1台運行。5ルートを平日2~6便運行。                              

・高台を中心とした交通不便住宅地の足として機能。                              

・事業主体:9自治会による運行協議会(地域の役割として、利用者確保(PR、学校での勉強会等)に最も注力)、事業協力:西宮市が収支不足分を補助、運行主体:阪急タクシーに委託。

・運行状況:年間24,500人利用のペース、1日100人弱の利用者がいる。運賃は300円(小人200円)。

・ご意見・質問:次の3件がありました。ⅰ)停留所の間隔はどのくらいか。利用者が移動する距離はどのくらいか。ⅱ)5ルートを1台でこなすのは大変と思われる。どんな工夫をしているのか。ⅲ)坂道は、現車両(ハイエース14人乗り)にとって、能力的にみてどの程度の負担か(筒一杯、まだ余裕があるなど)。ⅳ)民間経営が特徴ということだがどのように見られたか。ⅴ)この地域は、住宅近くの道が狭く高低差もかなりあるので、このような移動手段しかできないのではないか。バス停までどのくらい移動が必要なのか。

(3) いろいろなモビリティ 

 いろいろなモビリティとして、① パーソナルモビリティ(車いす型)・・・春日市高蔵寺ニュータウンで実証試験された、➁ パーソナルモビリティ(電動キックボード)・・・神戸市で実証試験された、➂ 超小型モビリティ(小型4輪電動車、規格が原付レベル)、➃ グリーンスローモビリティ(4人乗り以上、電動、時速20km未満)・・・活用できる範囲が広く注目度高い。河内長野市南花台「クルクル」モビリティとして、令和元年より運行開始。停留所は地域内の電柱342本。などの紹介がありました。そして、活用に向けた課題として、ターゲットに応じた移動手段の選択、既存ネットワークとの共存、運行並びに利用を継続する仕組みづくりが挙げられました。

(4) 講評 田中アドバイザー

 ➀誰が困っているか、➁地域として出せる資源(金、人、時間など)がどれだけあるか、➂そして、仕組みとして何が望ましいか(デマンド型にするか、定時定路線型にするか、エリアをどうするか、運行の時間をどうするかなど)、④車両をどうするかは最後の最後で良い(どんなものでも一長一短がある。新しいものは見栄えが良いので導入したいとなりやすい。何が適しているか良く考える必要がある。唯、どんなものがあるかを知っておくことは望ましいことである)。

 いずれにしても➀➁➂について検討し、仕組みを作り上げるのが第一に考えられるべきである。タクシーで仕組みが出来ていて、タクシーをグリーンスローモビリティに置き換えて成功した事例もある。車両の選択は最後の最後で良い。

(5) 今後の進め方

 次回開催は6月12日(土)。又、今後の進め方については、アンケート結果の分析に注力し、この街の課題を明らかにし、それに基づいて今後の展開を決めることが確認されました。




第3回あかしあ地域内交通検討会の開催


    新型コロナの感染拡大の影響で延期されていた第3回あかしあ地域内交通検討会が2ヶ月遅れの3月13日(土)にあかしあ台コミュニティハウスでメンバー19名が参加して行われました。今回のテーマは、「フィールド学習の報告と意見交換」、「地域内交通にかかわる地域の足の支え方-活用したい仕組みと事例-の学習」、「交通行動調査の取組み」についてでした。今回は、フィールド学習を「ウッディタウン内の路線バス運行の実情調査」としたことから三田市に加え神姫バスにも参加して頂きました。 

(1)フィールド学習の報告と意見交換 

 班毎にフィールド学習(Ⅰ班:城山公園方面、Ⅱ班:イオン三田ウッディタウン店方面、Ⅲ班:まほろば方面、Ⅳ班:南ウッディタウン駅方面)の報告があり、感想や課題について神姫バスと意見交換が行われました。その中で浮き彫りになったのは、現在のウッディタウン内の殆ど全てのバス路線がJR新三田方面に向かっており、地域内で移動するには、時間とお金をかけて乗り継ぐことが必要で行きたいところに直接つながっていないこと。乗り継ぐにしても乗り継ぎ案内サービスが不足しており使いづらく分りにくいものであったということでした。このようなバス移動の現状に対して、神姫バスからは地域の移動ニーズについて地域と一緒に考えて対応していきたいとの意向が示されました。地域とバス事業者及び行政が同じ場で意見交換し、現状のウッディタウン地域内のバス移動の実情について認識が深められ大変有意義なものでした。

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第3回地域内交通検討会(フィールド学習振り返り).pdf
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(2)地域内交通の学習

  ()グローカル交流推進機構の田中アドバイザーより、「地域の足の支え方-活用したい仕組みとその事例-」と題して、地域内交通を考えていく上で必要となる考え方・制度・事例についての解説がありました。主な内容は、➀移動が不便とはどういうこと、➁お困りごとについてどのように捉えれば良いか、➂お困りごとをどうやって解決するか、➃地域主体型交通ってどういうこと、➄近隣の先進事例 について、分かり易く解説頂きました。


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第3回地域内交通検討会(地域内交通の学習).pdf
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(3)交通行動調査の取組

ウッディタウン内の日常の交通行動調査(買い物や通院など)を目的として、アンケート調査を行いたい旨の提案が事務局よりあり、事前に出されていた改善意見などに対する対応方針を確認したのち異議なく実施することが承認されました。概要は次の通りです。

ⅰ)目的 あかしあ台小学区内で暮らしやすい地域内交通環境のあり方の検討に資する。

ⅱ)調査対象 あかしあ台小学校区の住民

ⅲ)調査方法 

  ・配布:交通行動調査票(依頼文、返却用封筒含む)を自治会ルートにて全戸に配布する。但し、自治会員の少ない地区(マンション等)は別途まち協組織にて補完的に配布する。約3,100部。

・回収:記載済みの調査用紙を返却用封筒にて自治会ルートで回収する。但し、自治会員の少ない地区は返却先を個別指定する。

ⅳ)実施期間 令和3年4月1日頃~4月15日まで

ⅴ)概略スケジュール

・令和33月末日 交通行動調査票配布

・令和34月15日(木) 指定先(班長宅など)への返却締切日

・令和3年4月末日 まち協地域内交通検討会事務所への返却締切日

・令和36月頃  地域内検討会に調査結果報告

(4)今後の進め方

  新型コロナウィルスの感染拡大に伴う遅延により、当面、次年度6月まで延期する。次回の検討会を5月16日(日)とする。最終を6月12日(土)とする。それ以降については、進展を見て検討する。ということになりました。


第2回あかしあ地域内交通検討会の開催


 12月12日(土)、前回同様に住民19名が参加し2回目の地域内交通検討会が行われました。

 今回は、4班に分かれて、ウッディタウンあかしあ台小学校区周辺の公共交通(バス、鉄道)の状況について実地調査しました。

 Ⅰ班は城山公園方面、Ⅱ班はイオン三田ウッディタウン店方面、Ⅲ班はカルチャタウン(まほろば)方面、Ⅳ班は南ウッディタウン方面を担当しました。

 あかしあ台コミュニティハウスからのスタートで、バスの便数はかなりあるのですが、目的地にはどこに行くにも乗換えが必要でした。どの班も乗換えには苦労があったようです。

 次回3回目は、神姫バスとの意見交換が予定されています。どのようにすれば、バスが利用しやすくなるかなど話し合うことになっています。次回の予定は、来年1月16日(土)です。

(備考)写真は、Ⅳ班の乗換地点中央公園前バス停です。南ウッディタウン駅に行く1つのコースはここでの乗り換えることになります。現状は、道路横断が必要で且つ待合場所もありませんでした。 

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第2回フィールド学習各班計画書.pdf
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第2回地域内交通検討会開催報告(R2.12.12).pdf
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第1回あかしあ地域内交通検討会の開催


 11月21日(土)、住民19名が参加し、三田市の地域内交通支援プログラムによる支援を受けた「あかしあ地域内交通検討会」が、コミュニティハウスで開催されました。

 本検討会は、高齢化による運転免許証の返還などに伴い自動車を主とする今まで通りの移動手段のもとで生活することが難しくなってきつつあることを踏まえて、公共交通の見直しとともに新たな交通手段の導入も視野に入れた地域内交通のあり方について考えることを目的としています。

 今回第1回目は、三田市交通まちづくり課高寺課長による「三田市の交通の現状と未来像」について学習しました。この中で、あかしあ台小校区の存するウッディタウンは公共交通の便数でみると他地区と較べて格段に充実している、しかし、「ルート」、「ダイヤ(時間)」、「乗継性」が適合しているとは言えず改善の余地があるとの指摘が印象に残りました。次回は、こういった指摘の検証やその対策などを含めて実際に目的地まで移動しながら交通について考えるフィールド学習を行う予定です。

三田市交通まちづくり課高寺課長による「三田市の交通の現状と未来像」についての講義内容は、左のビデオをご覧ください。

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第1回地域内交通検討会開催報告(R21121).pdf
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